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MASTER OF THE MOON / DIO

ロニー・ジェイムス・ディオ率いるDIOの2年ぶりの新譜。
前作に参加していたダグ・アルドリッチ[g]はWHITESNAKEに行ってしまい，
それに呼応するかのようにジミー・ベイン[b]も脱退したため，
今作は“Dream Evil”，“Magica”に参加していたクレイグ・ゴールディー[g]と，
“Strange Hiways”，“Angry Machines”に参加していたジェフ・ピルソン[b]が
それぞれ復帰している。

前作，前々作で，DIOらしさを取り戻していたが，今回また見えにくくなったような感じがする。
前半，ミドルテンポの単調な曲が続く。後半，やっとDIOらしい曲も出てくるが。。

再加入のクレイグ・ゴールディーのギターも，巧いんだけど印象が薄い。
(そのあたりは，“Dream Evil”のときと一緒だなぁ。。。)
これまで，ジミー・ベインが持ち込んでいた(と思われる)キャッチーなメロディーも皆無。
還暦を超えても衰えることのない，ロニーのヴォーカルは健在なのだが。。。。
あーもったいない。

なんだか毎回期待して，毎回裏切られてる気がする。
今回も「DIOはヴィヴィアン・キャンベルを切った時点で終わった」と言う印象を
消してくれるものではなかった。

Pickup Tune :

• One More For The Road
• Siving The Lie
• Death By Love

Master of the Moon