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Reinkaos

Reinkaos

11年ぶりの3rdアルバム。
また,昨年8月に中心人物のジョン・ノトヴェイト[vo, g]が亡くなってしまったため,
事実上のラストアルバムとなる。
先入観なく聴けば,アルバムとしての完成度は本作も高い。
良く言えば,すっきりとまとまった音作りだし,演奏もタイトというところだけど。
ミドルテンポの曲ばかりだし,ブラストビートも無し。
リフもブラック・メタルと言うよりはスラッシュ・メタル
以前のメロディーの洪水的な雰囲気も無し。
。。。というところで,なんか普通になっちゃったなぁ,,,って気もしないでもない。
まぁ,当時のIN FLAMESARCH ENEMY,ちょっと後に出てきたCHILDREN OF BODOM等の,
その後10年の変化を見ると,このバンドの音の変化も理解出来るんだけど。
それでも,1st, 2ndで聴かれた耽美的かつ叙情的なメロディラインは健在だし,
スラッシーながらメロディを感じさせるリフワークにも「DISSECTIONらしさ」は感じられるかな。

ずいぶんとヒットしてたし,Burrn!でも紹介されてたので聴いてみた。
本質的には,GREEN DAYやOFFSPRINGとかと同系統のバンドなんだろうけど,
オペラ的な構築美にQUEENを思い出させるところも。
シングルになった“Welcome To The Black Parade”は,それらを集約した名曲だと思う。